eGrabber Playlink

eGrabber Playlinkは、ソフトウェア開発者が物理的な取り込みカードやカメラを使わずにコードのテストと検証を行える革新的な機能です。この仮想フレームグラバーは、画像の取り込みプロセスをシミュレーションするため、開発者がマシンの物理的な環境に依存せずに作業することができます。

Playlinkは、実世界の取得システムからeGrabber Recorderが記録した画像を取得できる標準GenTL（汎用トランスポート層）プロデューサーです。開発者は、画像の取り込みに伴う複雑な作業に手間を取られることなく、マシンビジョンソフトウェアアプリケーションとその検証に注力することができます。
eGrabber PlaylinkはeGrabber Studio内で無料で使用できるため、Playlinkの学習と評価に最適できます。「PC4401 eGrabber RecorderおよびPlaylink」ライセンスは、eGrabber PlaylinkのAPIを独自のソフトウェアアプリケーションに統合する場合に必要となります。

注意：「PC4401 eGrabber RecorderおよびPlaylink」ライセンスを取得すると、eGrabber RecorderとeGrabber Playlinkへの両方にアクセスできます。

フレームグラバー

• 画像水平フリッピング機能のサポートの拡張
  このリリースのeGrabberでは、PC1633 Coaxlink Quad G3およびPC1633-LH Coaxlink Quad G3 LHの「1-camera, line-scan」ファームウェアバリアントとPC1635 Coaxlink Quad G3 DFの「1-camera, line-scan」および「1-df-camera, line-scan」ファームウェアバリアントに画像水平フリッピング機能が追加されました。
  画像水平フリッピング機能は水平ミラーリングとしても知られており、画像の縦軸を中心に画像を反転させます。つまり、画像の左側が右側に、右側が左側になるプロセスです。

eGrabber Studio

• 新しいGenApiターミナル
  このリリースのeGrabberでは、各GenTLモジュールにGenApiターミナルが追加されました。これは、モジュールのGenApiノードで特定の操作を実行したり、現在のグラバーでEuresysスクリプトを実行したりする必要のある高度なユーザーとカメラメーカー向けの限定機能です。
• GenApiモジュールの新しい@Configurationカテゴリ
  このリリースのeGrabberでは、GenApiモジュール（Expertレベルで表示）に@Configurationカテゴリが追加されました。@ConfigurationカテゴリはモジュールのGenApiランタイム設定（各コンフィギュレーションノードのドキュメントを含む）を公開します。@Configurationカテゴリは高度なユーザーとカメラメーカーの限定機能です。

eGrabber Memento

• 高DPIサポートの改善
  このリリースより、Mementoアプリケーションが高DPIディスプレイの拡大縮小に対応するようになりました。
  これにより、高DPIスクリーンでの可読性が改善されます。
• アナライザービューの改善
  このリリースより、アナライザービューの表示可能なアナライザー行の最大数を構成できるようになりました。
  アナライザー行の行数が構成上限を超えると、キーボードの方向キーまたはマウスのスクロールホイールとShiftキーを使って上下にスクロールできます。