eGrabber Driver

eGrabber Driverは、CoaxlinkおよびGrablink Duoフレームグラバーからの画像を取り込むための使いやすいプログラミングインターフェースを提供するクラスのライブラリです。eGrabberには、高度でありながらユーザーフレンドリーな、C++、C#、およびPython対応のオブジェクト指向APIが備わっています。

eGrabber Studio

• 新しい焦点インジケーターツール
  このリリースのeGrabberでは、出力（ディスプレイ）ペインに新しい焦点インジケーターツールが追加されました。このツールは、ROIのエネルギーをリアルタイムで計算して表示することができます。画像のエネルギー値は光学系の焦点に直接関係しており、画像のエネルギー値が高いほど、画像がより鮮明になります。
• ディスプレイのパフォーマンスの改善
  このリリースのeGrabberでは、非常に大きな画像の出力（ディスプレイ）ペインのパフォーマンスが改善されました。
• 使いやすさの改善
  「ようこそ」タブの改善により、接続されているすべてのCoaxlink CXP-12/QSFP+コンバータと各カードのファームウェアのステータスに関する情報が表示されるようになりました。
  • 同じ現行のバリアントにファームウェアの更新がある場合は、インターフェイスの横に「Update available」（更新があります）と表示されます。
  • ファームウェア操作の後にパワーサイクルが必要なインターフェイスの横に「Power-cycle needed」（パワーサイクルが必要です）と表示されます。

フレームグラバー

このリリースのeGrabberでは、データストリームにReverseY機能が追加されました。この機能を使うと、カメラのジオメトリとStripeArrangement機能の値に関係なく、出力バッファ内のラインの順序を逆順にすることができます。

• マルチバンク型（リンクシェアリング）カメラのサポートの改善
  このリリースのeGrabberでは、2つ以上のサブデバイスの出力バッファを統合しやすくする新しいStreamControl機能を追加することにより、マルチバンク型（リンクシェアリング）カメラのサポートを改善しました。
• Coaxlink Quad CXP-12 Valueの新しい“3-camera” area-scanファームウェアバリアント
  
  このリリースのeGrabberでは、PC3623 Coaxlink Quad CXP-12 Value CoaXPressフレームグラバーに“3-camera”ファームウェアバリアントが追加されました。
  “3-camera”ファームウェアバリアントでは、1または2接続のカメラ1台と1接続のみのカメラで最大3台のエリアスキャンカメラを接続できます。
• フラットフィールド補正（FFC）のサポートの拡張
  このリリースのeGrabberでは、PC3603 Coaxlink Quad CXP-12フレームグラバーの“2-camera”ファームウェアバリアントにフラットフィールド補正（FFC）機能が追加されました。
  フラットフィールド補正（FFC）は以下の補正に使用される手法です。
  • カメラのピクセルセンサー間の光感度の差
  • 光学系に関連するアーティファクト（不均一な照明やケラレなど）
• Grablink Duoの新しいTAPコンフィグレーションのサポート
  このリリースでは、80ビット10TAP RGB 8ビット（DECA_10T24B3）のTAPコンフィグレーションのサポートが追加されました。