Sensor to Image GigE Vision IPコア最新情報 Product / 07.2020 FPGA用GigE Vision IPコアがGenDCに対応 GenDC (汎用データコンテナ) は、カメラやフレームグラバーといったデバイスが、ほぼすべての形態のイメージングデータ (1D、2D、3D、マルチスペクトル、メタデータなど) を送受信できるようにデータ記述を定義するものです。統一された標準のデータ記述を使用するため、トランスポートメディアに依存しないデータ記述を定義できます。GenDC により、イメージングデバイスとホスト間のデータのやり取りを制御する、GenICam (カメラ向け汎用インターフェイス) 系モジュールが補完されます。次のGigE Visionバージョン2.2規格には、GenDCサポートが含まれる予定です。 GenDC 1.0.0の仕様は、EMVA Webサイトに掲載されています: www.emva.org/wp-content/uploads/GenICam_GenDC_1.0.pdf 最新版のFPGA用Sensor to Image GigE Vision IPコアにGenDCサポートが追加され、ご利用いただけるようになりました。詳細については弊社にお問い合わせください。 Sensor to Image GigE Vision IPコア フレームバッファ管理のパフォーマンス改善 フレームバッファIPは、外部メモリのデータバッファを管理する、GigE Vision IPコアのコンポーネントです。このコンポーネントは、より高いデータレートをサポートできるように更新されました。 標準AXI4インターフェイスを使った外部メモリコントローラ方向のデータ幅は、32、64、128、256、512、または1024ビットです (上り 32および64ビットからのみ) 出力パケットサイズは、これまでのように連写の長さの倍数ではなく、データ幅の倍数のみが必要となったため、より柔軟なGigEパケットサイズを実現しました 新しいフレームバッファIPは、標準AXI4-Liteコントロールインターフェイスを使用します。 より幅広いデータ幅のサポートにより、利用可能な物理メモリの帯域幅の使用が改善されます。 このような改善点は、アプリケーションの記録とスキャンなど、非常に高速なデータ書き込みと、より低速でのストリーミングを行うアプリケーションに役立ちます。 データ幅がより広くなったことから、このフレームバッファは、25 Gbpsや40Gbpsといった近日公開予定のイーサネット速度に対応できる準備を整えています。 Sensor to Image GigE Visionソフトウェア「Sphinx」バージョン2.4.0 Visual Studio 2019のサポート Windowsシステムのセキュアな起動をサポートできるよう、フィルタドライバの署名を延長 10 GigE Visionの高フレームレートのアプリケーションをサポートするため、 画像バッファ処理を最適化し、ユーザーが構成できるように改善 パフォーマンスと安定性を増すためのさまざまな機能改善